どうも。米国クロネコ屋です。
皆さん英単語の暗記って好きですか? 私は嫌いです。理由は単純につまらないからです。
例えば「doctor(ドクター)」という単語を「ドクター、医者、ドクター、医者…」と呟きながらノートに書く勉強法。
これ、めっちゃキツイですよね。
全然頭に残らないし、だんだん「ドクターって何だっけ?」とゲシュタルト崩壊して頭おかしくなります。
学生時代に、そういった英単語の丸暗記を強制されて英語が嫌いになった方も多いでしょう(私がそうだけど)。
安心して下さい。そんな英単語の暗記法よりも、ずっと楽しくて楽チンな単語暗記法があります。
それが
「レポート書くためにウィキペディア見てたらムダ知識をめっちゃ学んでしまった勉強法 in 英英辞典」
です。今回は英単語を楽しく暗記できる史上最強の暗記法を紹介します。
ただし、万人向けではない+中学レベルの文法と単語を取得済みの中級者向けですので、あくまで方法論の1つとして聞いて下さい。
やり方:英英辞典を使って英単語の旅に出る
具体的なやり方を説明します。
まずは普通の英単語帳を読んで下さい。私はDUO3.0を使っていますが、セクション1をザーッとやります。ここまでは普通の英単語の勉強法と一緒です。
ザックリ各単語の意味を把握したら、続いて英英辞典を使います。
紙の英英辞典でも良いのですが、Webサイトの辞典を使った方が楽です。分からない単語もリンクで飛んで即調べられるので。
私はケンブリッジディクショナリーというサイトを使っています。
で、例えばhabitという単語を英英辞典で引きます。
英文で単語の説明が書かれているので、それを読みます。
something that you do often and regularly, sometimes without knowing that you are doing it
この時点でいまいち理解できなかったら、和英時点で単語の意味を日本語で調べて、イメージを掴みましょう。
そして、説明文の中で理解できない単語があったら、その単語をクリックして調べます。分からない単語が多すぎる場合は、和英辞典で片っ端から日本語にしちゃいましょう。
続いて例文を読みます。
例文で分からない単語があったら、クリックして意味を調べます。例えば下記の例文。
I’m not really in the habit of looking at (= I don’t usually look at) other people’s clothes, but even I noticed that awful suit!
日本語訳:
私は普段、他の人の服なんて見ないけどさ、それでも、そのヒデえスーツは気付くわ!流石に!
「awful」という単語が分からなければクリックして調べましょう。
すると説明文が出てきます。
extremely bad or unpleasant (まじで酷い、もしくは喜ばしくない)
こうやって、どんどん「なにこれ?」という単語をクリックしまくって、語彙を増やしていきます。
ゲームみたいで楽しくないですか? 少なくとも「ドクター、医者、ドクター、医者…」と1つの単語をノートに永遠と書くより楽だと思います。
追記:迷ったら日本語の意味をカンニングしよう
ワンポイントアドバイス。
ちょっとでも詰まったら、速攻で和英辞典を開き、日本語をカンニングして意味を把握しましょう。
うんうん唸ってても意味は降ってきません。数学なら粘る意味はありますが、英単語は暗記勝負なので知らないものは思い出せません。サクッと日本語で調べましょう。
同義語・類義語にも目を向ける
続いて同義語・類義語も覚えちゃいましょう。
「Thesaurus: synonyms and related words」と書かれている部分をクリック。すると同義語・類義語が出てきます。
で、その中で「なんぞこれ?」と思うものを調べましょう。
habitの場合、私は「atavistic」が気になりました。(見た事ねーよ、こんな単語!)
atavisticの意味は「原初的な」つまり原始的な~という意味ですね。
例文を見ると
an atavistic fear of the dark(原始的な闇への恐怖)
かっこよくないですか?
「原始的な闇への恐怖」
こんな風に表現するんだーっていう発見がドンドン出てきます。英単語帳でよく見る代表的な単語だけでなく、マニアックな単語にガンガンたどり着けるので、英語への理解を深めながら英単語を暗記できますよ。
IELTSやTOEFLを受験するならマニアックな語彙は必要
「いやそんなマニアックな語彙使わんやろ」
と思うかもしれません。
確かに大学受験やTOEIC対策には、あまり役に立たないと思います。
しかし難解な語彙がスコアアップに必要とされるIELTSやTOEFLであれば、マニアックな語彙は取得しておいて損はありません。
また、英語圏に留学するのであれば、語彙数は2万以上必要になるので単語帳にのってる単語だけカバーしても不十分です。
語彙数の目安は、マルチリンガルのジョニーさんのブログ記事に詳しく書かれています。
参考:
ですから、こういった英英辞典の旅路を歩いて地球丸ごと暗記する勢いで学習した方が良いと私は思います。
英英辞典をラウンドするのは原始的な喜び(an atavistic pleasure)が得られる
英単語の暗記がつまんねーと感じるのは、やはり作業になっているからだと思います。
工場で弁当にタンポポを載せるだけの仕事のごとく、無意味な暗記作業になってしまっている。これじゃ誰だって嫌になります。
しかし、英英辞典をラウンドしていれば次々に未知なる単語が表れます。それを知ることで「知的好奇心」がガンガン刺激されて病みつきになるでしょう。
楽しく英単語が勉強できる。まさに最強の学習法です。
これは「大学生がレポートのためにリサーチをしていたら、ウィキペディアにハマっちゃってムダ知識を読んでるうちに朝になっちゃった」的なノリです。
一見遠回りに見えますが、この方法で語彙を増やしていけばIELTSなど無双できると思いますよ。
関連付けられた知識は記憶に残りやすい
さらに、この英英辞典を使った単語勉強法は「科学的なエビデンス」もあります。
人は関連付けられた知識ほど記憶に残りやすいという研究結果があります。例えば
an atavistic fear of the dark(原始的な闇への恐怖)
であれば、atavisticという単語を覚えつつ、合わせてfear(恐怖)という単語もまとめて覚えられます。
「atavistic、原始的な。atavistic、原始的な…」
と個別の単語として覚えるよりも
「原始的な闇への恐怖を知るがいい…」
みたいに、まるごと1フレーズで関連付けて覚えてしまえば、効率的に語彙力が増やせますよね。
この同義語・類義語をたどっていく勉強法は、とにかくめっちゃ覚えやすいです。私も実感しております。
難点は最低限の英語力がないと例文が意味不明で挫折すること
唯一の難点は、英語初心者の場合、英文法が難解だったり例文に知らない単語がありすぎて挫折してしまう点です。
最低限、一通り英文法を終わらせて、かつ中学レベルの英単語を暗記してから着手することをオススメします。
以上、最強の英単語暗記法でした。ぜひ実践してみて下さい。
無料の英単語アプリを使うのもオススメです。
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コメント
英和辞典と和英辞典の区別もつかないお方。読んでるほうが恥ずかしい。
このひどい日本語。呆れ果てる。
英英辞典の活用法を語るなら、せめて
・磐崎 弘貞「こんなこともできる英英辞典活用マニュアル」(大修館書店)
・住出勝則「英語力を上げる辞書120%活用術」(研究社)
の2冊くらいは読んでから語っていただきたい。
ここに書いてあるより百倍以上有用な事が上記の本に、ここのヘタクソ極まる下品な文章より千倍まともな文章で書かれています。
こんなクソサイトはさっさと閉じてまともな本を読みましょう。
本当に外国語のできる方は、例外なく母語である日本語がお上手です。
例えば名著「外国語の学び方」をお書きになった渡辺照宏氏、同じく名著「英語の話しかた」をお書きになった國弘正雄氏。
お二方とも平易にして簡潔明瞭、上品で明快な立派な日本語でお書きになっています。
中途半端に外国語をやった人間ほど、下品で下劣な日本語を書きます。例えば副島隆彦。
汚い下劣な日本語を読まないようにしましょう。
「悪いものを見るな。良いものだけを見よ」というのは万古不易の真理です。