凡人が投資する対象は米国株式だけでOK【日本株はNG】

どうも!投資スライムです。

先日、下記の記事にて『ギャンブル的な投資はすべきではない』という話をしました。

・凡人が投資で損をする理由は欲張りだから【投資のギャンブル化】

繰り返しますが、投資の本質は『世界経済の成長の恩恵を受ける』というものです。

では、何に投資すれば世界経済の成長と共に資産を増やす事ができるのでしょうか?

模範解答としては『全世界株式』に投資できる投資信託でしょう。

例えば楽天・全世界株式インデックスファンド等の商品です。

信託報酬は年0.2%と非常に低く、購入時の手数料もありません。ほぼ無料で全世界の株式に投資できるので、まさに「世界経済に投資する」を地で行く投資です。

しかし、私は全世界株式ファンド1本への投資は推奨しません。

理由は2つあります。

1:世界経済に投資するなら、世界中で商売をしている米国企業の株式だけで事足りる。

2:株式100%の場合、リスクが大きすぎる

今回は、投資する対象に関して解説します。

全世界株式は米国比率が非常に大きい

まずは、全世界株式ファンドの国別の内訳を見て下さい。

なんと米国株が半分以上を占めています。

全世界株式というと、全世界の株式に平均的に投資するようなイメージがありますが、実は米国に大きく偏っているのです。

なぜ、このような比率になっているのか簡単に説明すると『世界経済は米国を支柱に成り立っている』からです。

米国は基軸通貨であるドルを支配しています。

ドルは国際通貨の中で最も信用されているため、国際貿易において中心的存在の通貨になっており、まさに経済の血液として世界中で使われています。

当然、ドルの信用はアメリカの国力に依存しており、アメリカがくしゃみをすれば他国の経済は一瞬で吹き飛びます。

ダウ平均株価が下がると、それ以上の勢いで日経平均株価が下がるように、基本的にどの国もアメリカ経済と連動して動いているのです。

アメリカが覇権国であり、資本主義の王である事が良く分かりますね。

アメリカがなぜ強いのか? という事を解説すると日が暮れてしまうので、興味のある方は下記の動画を御覧ください。

ゆっくりたちが地政学「シーパワー」について学ぶようです

本で読みたい方はこちら。戦術書としても面白い読み物になっています。

ともあれ、株式市場において米国を抜いてしまうと「みそっかす」しか残りません。

それ故、全世界株式と銘打っても結局は米国中心の投資にならざるを得ないのです。

ここまで資料を読むと

 だったら米国株への投資だけで十分なのでは?

と思いませんか?

実際、米国株インデックス(SPY)と全世界株式インデックス(VT)を比較すると、パフォーマンスは下記の通り。

▼ 赤線が米国株、青線が全世界株式

直近10年では、同じような値動きをする割にリターンは米国株100%の方が大きいという結果が見て取れます。

ちなみに2008年のリーマンショック時は、アメリカ発の暴落だったにも関わらず全世界の株式もれなく暴落しました。(2008年のリターンは米国株:-36.8% 全世界株式:-43%)

これらの結果から分かる事は『株式において、米国以外のエリアに投資してもリスクヘッジにならない』というのが私の考えです。

米国株オンリーに投資せず、全世界の株式に投資したいと考える人は、概ね『米国が不調な時のリスクヘッジが欲しいから』と答えます。

しかし、米国経済が不調になったら他の国はもっと不調になるので意味ないです。

だったら、株式と反対の値動きをする金や長期債権を組み合わせた方が、ずっとリスクヘッジになりますよ。

米国株(S&P500)は過去30年、長期投資に限れば平均リターン年6%~7%と優秀です。

米国株に含まれるコカ・コーラやマクドナルド、Apple、マイクロソフト、Googleなどの巨大企業は全世界で商売をしています。

ですから、米国株への投資=世界経済への最も効率的な投資と言っても過言ではありません。

「全世界株式 VS 米国株一本」の議論は長年繰り広げられていますが、結局の所、好みの問題でありパフォーマンスはそこまで変わらない…という結論になるので、私は好きな方を選べば良いと思います。(ちなみに私は米国株一本派です)

日本株式には投資するな【ギャンブルです】

日本人にとって最も身近なのが日本株ですが、残念ながら日本株のパフォーマンスは過去の歴史を見ても優れません。

むしろ長期投資に不向きで、ボラティリティ(値動き)の激しいギャンブル的な投資対象となっています。

投資雑誌ですと株主優待やら値上がりする株特集やら色々もてはやされていますが、基本的に日本株には投資すべきではありません。

これから人口が減少し、少しずつコンパクトな国になっていく衰退国ですから、株式が短期的に値上がりする事はあっても今後20年~30年スパンで見たらリターンは期待できない国になっています。

日本株で大儲けした! という人は、運良くアベノミクス前に仕込んだ人であり、直近5年~8年のリターンに過ぎません。

ITバブル崩壊(2000年)やリーマンショック(2008年)の時に、何人の日本株投資家が消えたのか知らない人ばかりです。

投資はバイ・アンド・ホールド、つまり保有したら売らない事が基本です。

日本株はいつ買うか、いつ売るかに気を取られてしまい、まさしく前の記事で話した欲張り投資スタイルになってしまいます。

日本株には投資しなくてOKです。どうしても投資したい場合は「資産の5%~10%」など少額で購入すべきでしょう。

そもそも株式100%ポートフォリオは危険

 分かりました! とにかく米国株に投資をすればOKなんですね!

…と、初心者は結論付けてしまう所ですが、実は株式100%のポートフォリオはハイリスク・ハイリターンな投資なので、私はオススメしません。

先ほどもチラッと書きましたが、ITバブル崩壊やリーマンショックなどの大規模な暴落が起きると、株式は-50%近く価値が下落します。

1000万投資していたら、暴落で500万になっちゃった!

あなたは耐えられますか? 正直、私は耐えられないと思います。

もちろん、暴落が起きても15年~20年の長期スパンで持ち続ければ、結果としてリターンは得られます。しかし、その間10年ずっと含み損を抱えたままだったら…

凡人であれば、証券口座に赤色で表示されるマイナスの数値に耐えきれず、損切りしてしまうのではないでしょうか?

最強と言われる米国株でも、暗黒の10年という期間があります。

直近でいうと2000年のITバブル直前に投資を始めたケースです。なんと10年で年率リターンがマイナスという結果に終わりました。

▼ S&P500 2000年~2009年のリターン

地獄絵図ですね。損失は小さいですが、暴落時のメンタルダメージと、それを耐えて持ち続けた努力を考えると、あまりにも割に合わなさすぎます。

一応、さらに5年持ち続けて15年スパンで見ればプラスリターンになっています。

▼ S&P500 2000年~2015年のリターン

このように、運悪く10年の間に暴落を2回挟んだ場合、株式100%ポートフォリオだと非常に辛い戦いになってしまうのです。

「長期スパンで保有していれば、必ず経済成長と共にプラスリターンに収束する」と確信している投資のプロなら、15年以上、株式を保有し続けて資本主義の恩恵を得られますが、果たして凡人たる我々に同じ事が出来るでしょうか?

 投資初心者は全世界株式か、S&P500連動の投資信託に金を突っ込んでおけばOK

というのが定説ですが、私は上記のような最悪のケースを考えると、そもそも株式100%ポートフォリオは凡人にはリスクが高すぎると断言できます。

私は700万の含み損で眠れなくなり、耐えきれずに泣く泣く損切りした経験がありますから『10年間でリターンマイナス』の衝撃に耐えられる自信がありませんね。

本当に凡人向けのポートフォリオとは?

株式のリターンは魅力的です。しかし、この「暗黒の10年」に直面するリスクを考えると二の足を踏んでしまいますね。

では、どうすればいいのか? 方法は2つあります。

・長期債権や金をポートフォリオに混ぜてリスクを小さくする

・配当金重視のポートフォリオを組む

これだけです。

次回の記事で、凡人に最も適したポートフォリオを何点か紹介しますので、参考にして下さい。今回は長くなったので、ここまでにします。

読了ありがとうございました。

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